おにぎり
素朴で食べやすいおにぎり。
コンビニでも売れ筋の商品。
やはり、家庭でのおにぎりが1番だと思う。
コンビニの機械で押し潰されるお米と
炊きたての熱々のお米をにぎるのは雲泥の差。
やはり、家庭で作るおにぎりはカレーと一緒で、それぞれの家庭なりのおにぎりになる。
誰でも作れて、簡単なイメージがあるが
同じ材料を使っても同じ味にはならない。
炊きたての熱々のお米を両手のみで作る。
作る道具は両手というシンプルだけど深いものだと俺は思う。
炊きたてのお米は、とても熱い。
しかし、その熱さを堪えて作ってくれる。
娘の保育園で初めての遠足のお弁当を訳があって俺が作った。
まだ幼く小さなお口に合うように、おにぎりを3つと卵焼き、ウインナー、それに娘が大好きなプチトマトと料理下手ながら俺なりに娘を思い作った。
お迎えに行った時に先生から、「少しおにぎりが大きかったみたいですよ(笑)でも全部残さずに食べてました。お父さんが作ったんですか?」と言われた事を思い出した。
娘に作った最初で最後のお弁当だった。
食べる相手の事を考えて、塩加減や大きさ、中身の具材。やはりおにぎりは深い。
おにぎりに限らず、自分のために作ってくれる料理には感謝の気持ちが湧いてくる。
俺自身は幼い頃にお弁当を作ってもらった記憶が乏しい。
だから、尚更作ってもらえる有り難さを感じる。
良く男女間で「何が食べたい?」との質問に
「何でも良いよ」と答えると不快に感じる方も多いと聞くが、俺は自分に対して作ってもらえるなら本当に「何でも良い」と思ってる。
俺のために作ってくれた料理に文句を言う概念が無いから。
むしろ感謝しかない。
自分の為に料理を作ってくれる有り難さは忘れてはいけない。
当たり前の事に感謝出来る気持ち。
大切に日々を過ごそうと思う。